ご挨拶

 「H教授の環境行政時評」は、さまざまな環境政策が世界や日本のどういう現実とクロスしているのかを、旬の話題を取り上げH教授と女子学生の軽妙な対話で浮かび上がらせようという趣旨ではじめたものです。
2003年の1月から、毎月1回日本最大の環境ウエブである「EICネット」にアップしはじめました。
幸いにも好評を得て、以降延々とつづき、すでに2010年6月で89講に達しています。
一方、EICネットを運営しているのは(財)環境情報普及センター(略称EIC)という公益法人です。 公益法人をとりまく状況はおおきく変化してきています。政治的な話題などで個人の意見を前面に打ち出したこの時評は、公平性に問題がある等の指摘があるらしく、そのままの形でアップするのは難しくなってきました。 事業仕分けが大きくクローズアップされた頃の84講からは、再々カットの憂き目にあうようになってきました。
そうした状況のなか、この時評は単に環境政策だけでなく、公共政策や都市政策や国際政策、さらにはメデイア論等とも関係深いということで、筆者の所属する関西学院大学総合政策学部で、学部HPを管轄する広報委員会の暖かいご配慮のもと、91講からは学部HPにコーナーを設けて引越しすることにしました。
90講はEICネットから引越しするにあたって、読者からのご意見をうかがいながら、双方に引越しの挨拶をするという試みで、こちらに限り、EICネットと学部HPとダブルで掲載、いわば競作の形になっています。 学部HP にアップするに当たっては、EICのご好意でイラスト等を一式いただいています。
学部HPバージョンも体裁などはできるだけEICネットのものと合わそうとして、学部生の谷岡華とA.Tが編集しました。
なお90講まではEICネットのライブラリに保管されており、こちらで読むことができますので、ぜひ「お気に入り」にご登録ください。